カラダの軸を作る為の体幹トレーニング
体幹トレーニングの考え方
スポーツの競技力向上を考えるうえで、必須となるものの中に体幹トレーニングがあることは誰もが認めるところだと思いますが、その具体的なメニューを調べてみると少し疑問に感じる点があります。
それは、Menuの中で「体幹=固める」と考えている方が非常に多いということです。体幹というのは大まかにいうと胴体の部分を指しますが、スポーツにおいて胴体部を固めたまま動き続ける競技は果たしてあるのだろうか?
そこで私の考える体幹トレーニングの定義は、「安定して動くためのきっかけづくり」と考えるようになりました。いくらプランクが3分出来てもあまり自慢にならず、3分間安定しながら動き続けられる方が評価できると思います。
その考えのもと、このトレーニングは面白いと考えたのがTRXです。
私が運営するジムでも採用したTRX
先に述べたように、四肢を動かしながら体の安定を求めるメニューが豊富なTRX。まさに体幹トレーニングの王様だと考えます。その一部を動画にまとめたのでご覧いただきたいと思います。
固めるだけでなく、動かしながら使うという意識を作るには最適だとおもいます。
使える範囲を広げることが最も大切
どんなに長くプランクができても、動きの中で使えなければ意味がない。そして動きが安定するようになったら、動ける幅を大きくする。可動域改善とは「動かせる範囲を広げること」。ただ柔らかいだけでなく、安定した柔らかくしなやかな動きを目標に体作りをしていただきたいと思います。