自律神経を整える 「1、自律神経とは?」
自律神経とは何者?
自律神経という言葉をよく耳にしますが、何となく雰囲気は分かるけど、よくわからないという人に簡単にアドバイスします。
人間の体には筋肉があり、自分の意志で腕を上げたり、回したりすることが可能になります。しかし、自分の意志とは関係なくコントロールできないものもあります。例えば、血流、血圧、体温などです。もし、これらも自分でコントロール出来たらどんなに楽か・・・。(笑)
このように、自分でコントロールできない分野を調整している神経が自律神経です。「自分の体でありながら、自分から独立、自立している」というイメージでよいかいと思います。
それでは具体的に見ていきます・・・。
自律神経の種類
それでは、自律神経にはどんな種類があるのでしょうか。
2種類に分類できます。
①交感神経・・・やる気満々モードの時に働いています。
②副交感神経・・・のんびり・リラックスモードの時に働いています。
イメージとしてはこんな感じでよいと思います。
もう少し具体的な例を出して考えてみましょう。
例えば、明日初めてデートをするAさんのお話しです。
「前日から何を着ていこうか、どこに行こうか、何を食べようかと思いを巡らせます。挙句の果てに、あまりに楽しみで寝不足に・・・。」
それでは、Aさんの自律神経はどんなことになっているのか・・・?
「明日の準備でソワソワしてて、交感神経が必要以上に働いてしまいます。本来なら副交感神経が働いて、ゆっくり寝れるはずなのに、明日が楽しみすぎて交感神経が寝時にも活発に働いてしまい寝不足になりました。」
さて、この状態をなんとなく思い描いてみてください。大事なのはイメージです。
通常・平常時と比べるとAさんの体には何が起こっているか・・・。
・心拍数・・・通常より上がっているような気がしませんか?
・血流・・・通常よりはやそうな感じしませんか?
・呼吸・・・いつもより呼吸がはやくて、浅い気がしませんか?
・血圧・・・ちょっと興奮しているから、若干高いかも・・・(笑)
つまり、交感神経が働きすぎると、今回のようなイメージになります。
実は私は医療系の国家資格を持っているのですが、生理学を勉強するときはこのようなイメージを描きながら勉強しました。暗記するより、このようなイメージの方が頭に入りやすかったと思い、紹介させていただきました。
次回は自律神経を整える方法などを簡単に紹介したいと思います。